BUNとCRE値が大幅に上がってしまった我が家の猫。
これらの数値の悪化が、水腎に伴う一時的なものなのか、はたまた腎臓機能の不可逆的な低下によるものなのかを見極めるため、ラプロスを飲み始めるとともに、皮下輸液に通うことになりました。
ラプロスやウロアクトの飲ませ方(我が家の猫の場合)
2人で投薬する際のやり方です(別記事で、1人で投薬するやり方を追記しました!)
- まず猫を捕獲します(実は、これが一番大変だったりする)
実にさりげなく近づくのがポイント。 - 夫がソファに座り、自分の両ももの間に、猫を仰向けに横たえる。
猫の頭が、夫の腹ではなく、膝に来る方の向きです。
夫と猫は対面状態で、妻が薬を持って来るまでそのまま待機。
猫はこの後されることを分かっているので、固まっています。
そこを夫が何とかなだめすかします。 - 妻が薬とともに歯ブラシを持って来たら、まずは歯ブラシで前歯を磨く。
上あごは妻が頭ごと左手で保持。すると、口が開きます。 - 口が開いたら、すかさず夫が錠剤を喉の奥へ投入!
ここで歯や舌の先に落ちたりして喉の奥へ入れられていないと、見事に吐き出されます。
また、この間妻が歯ブラシでうまく舌を押さえておかないと、夫の指が噛まれる事態となります。 - 口を閉じて、「ごっくん」と喉が動いたら成功!
そのまま、ついでに歯ブラシやシートで歯を磨きます。
猫にとっては嫌な時間であることは間違いないと思うので、なるべく負担にならないように、素早くやるのが良さそうです。
また、ゆくゆくどのような治療を受けて行くことになるかは分かりませんが、あとあと吐き出しさえしなければ、我が家の猫の場合は上記の方法で錠剤を飲むのがベストかな、と感じました。
我が家の猫の場合、食欲にむらがあるため、粉や液体の薬だと、ご飯にかけてもどうしても全量をきちんと摂ることは難しいでしょうし、錠剤をご飯の皿に入れておけば食べてくれる、ということも無いですし・・。
液体の薬を直接口へ入れるのも、強制給餌をした時に苦労した(口に入れるそばから、こぼれていった)ことを思い出すと、かなり難しそうです。
すべての猫にあったやり方というのは無いとは思いますが、猫の負担を少しでも減らす、ということは常に念頭に置いておきたいな、と思います。
2~3日ごとに、皮下輸液へ通う
1日2回のラプロスに加えて、皮下輸液へ。
仕事後などに、猫を捕獲して(実は、これが一番大変~以下略)病院へ連れて行きます。
先生からは、「ゆくゆく頻繁に点滴が必要になった時、病院での輸液を希望されますか?それとも、自宅でできるのであれば、自宅でされますか?」と聞かれました。
猫的には、病院へ通うこと自体がストレスになるでしょうし、自宅でできた方が良いのだろうか?と思いましたが、先生によると「自宅で輸液をすることで、飼い主さんのことが嫌いになってしまう猫ちゃんもいるんですよ(だから、病院を希望される方もいらっしゃいます)」とのこと。
何と。それは悲しい。
最近頻繁に病院へ行くようになってから、夫と妻が立ち上がったり猫に近づいたりするだけでも警戒するそぶりを見せるようになり、猫には申し訳ない思いでした。
今回の皮下輸液は、とりあえず2週間という限定された期間だったので、病院へ通うことを選びましたが、今後はどうなることか。
猫の体調とストレス、そして治療のバランスを取るのは、至難の業のようです。
ふと疑問:ウロアクトは、このまま飲み続けても大丈夫?
一般的に、ウロアクトに含まれるクランベリーエキスには尿酸性化作用、ウラジロガシエキスには利尿作用があるとされています。
初めて我が家の猫に結石があると分かった時に、いろいろなホームページやブログを参照し、始めてみたのが「ウロアクト」というサプリメントでした。
調べてみたところでは「ストルバイト結石にもシュウ酸カルシウム結石にも効く」とあったり、逆に「クランベリーは尿を酸性に傾かせる作用があるので、シュウ酸カルシウム結石持ちの猫には与えてはいけない」とする記述もあったりで、結局のところどちらなのかが分からない状態です。
シュウ酸カルシウム結石が出来続けている我が家の猫(先生曰く、石が出来やすい体質、だそうではありますが)にとっては、このままウロアクトを飲み続けてよいものか、ここに来て迷ってしまいました。
(ウロアクトの効果を否定するわけではなく、今の我が家の猫の状態に果たして合っているのか?が疑問になった、ということです)
確かに結石が見つかって以降(=ウロアクトを飲み始めて以降)、尿検査のpHはほぼ5~6を行ったり来たり。
すがる思いで始めたウロアクトを飲み続けていることで、かえって尿が酸性へ傾き過ぎてシュウ酸カルシウム結石が出来続けている状態になっているのだとしたら、本末転倒な事態です。
そこで、かかりつけの先生に尋ねてみたところ、何とメーカーへ直接問い合わせて頂けるとのこと。
サプリについて自分でもさらに調べつつ、先生から結果を待つことになりました。
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