(妻)猫記録:尿管結石の摘出手術の前後⑤

尿管結石の摘出手術の前後
ハンモックの中で豪快に手足を投げ出して眠る猫

二次病院での初診の結果、前日と比べるとBUNとCREの値が大幅に下がっていたため、即日での手術は行われないことに。この日は、不安を抱えたままの帰宅となりました。

腎臓の状態について

即日での手術が行えなかった我が家の猫。今後は、各数値の推移やその日の腎臓の状態、猫本人の体調などを見て、手術に踏み切れる状態となれば即手術を行いましょう、ということに。

しかし、これがなかなか難しい・・
ただえさえ、度重なる病院通い自体が大きなストレスとなり、食欲が落ちていました

そのうえ、毎回腎臓の状態が変化し、私自身がうまく先生の説明を消化し切れないことも。
以下は、何度か通った中で先生から言われたことを走り書きでメモに取った一部ですが・・

  • 腎臓が萎縮している」 =腎臓が機能していないということ?
  • 片側の腎臓が腫れている」 =良くない状態?
  • 腎臓が縮んでいて、尿を迂回させるための菅を挿すスペースが無いので、今日は手術が出来ない」 =ん?腎臓が腫れていたほうが良いのか?

など。先生の説明が分かりづらいという訳では決して無かったのですが、私自身がきちんと理解できていなかったことも多かったと思います。

いずれにしても、片側の腎臓の機能はほとんど失われており、かつ結石により尿管も一部閉塞に近い状態とのこと。しかし、何らかの投薬をするという状態ではないのだそう(食欲不振を改善するために、吐き気止め的な薬は処方されましたが)。
そばで見ている者としては、何とかご飯を食べてもらうように手を尽くすこと(結石が見つかってから~手術に至るまで⑤)くらいしかできず、辛いものがありました。
可能な限り早い手術が望まれたのですが、なかなかその機会は訪れませんでした

手術ができる?

二次病院へ通い始めて二週間が経った頃、諸々の条件が整い、ようやく手術可能な機会が訪れたことがありました。

先生から手術についての詳しい説明を受け、同意書にサイン。後ろ髪を引かれつつ猫を預けて帰宅して一息付いたところで、病院から電話が。
曰く、上でも記しましたが「腎臓の腫れが治まり、管を挿すスペースが無い」ために今日は手術が行えないとのこと。

すぐさま病院へとんぼ返りして、猫を引き取って再び帰宅。ということがありました。
先生も、苦渋の決断だったと思われます。

タクシーの中で

そんな訳で、不安な中での通院が何度も続きました。行き帰りは、前述のとおりタクシーを使っていたのですが・・

ある日の病院帰り、「今日も手術が出来なかった・・」と意気消沈しつつ病院近くからタクシーに乗ると、「昔、うちの犬もあの病院で診てもらってたんだよ」という運転手さんが。

思わず「そうなんですか! で、どうでしたか?」と前のめりになって話を聞いてみると、

「あー、何だか長い間ずーっと通ってたんだけど全然良くなんないし、あそこ治療費高いでしょ? なんで、行かなくなっちゃったんだよね」とのこと・・。

今まさに、そこに通院している人に普通、そういうこと言いますかね・・。
運転手さんとしては、何気ない一言だったのでしょうが、この日はますます気落ちしました


←「尿管結石の摘出手術の前後④」へ戻る      「尿管結石の摘出手術の前後⑥」へ進む→

(妻)猫記録 目次」へ

猫記事一覧」へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました