(妻)猫記録:退院後②

ようやく抜糸!相変わらずお腹は痛々しいですが、カラーが取れてすっきりしました

尿管結石の摘出手術を終え、無事に退院した我が家の猫。ご飯もあまり食べられず、ぐったりと横になっている日々が続きました。

食べられそうなものを求めて

ソファの下にこもり、たまに出てきては少しだけご飯を食べ、また眠りにつく・・という日々。
これまでは、極力療法食のみ食べてもらうようにしていましたし、術後も療法食のみの方が良いのだろうということは分かってはいましたが、そうも言ってはいられないので(カリカリはほとんど食べられていなかった)、いろいろとペットショップで取り揃えてみました。あくまで療法食が食べられるようになるまでの繋ぎということで、少しでも、食べられそうなものがあるとよいのですが・・。

療法食や総合栄養食だけにはこだわらず、そうは言っても腎臓に優しい、水分補給もできそうなもの・・という基準で、これらのものを買い求めてみました。我が家の猫はこの中では、和の究みの「腎臓の健康維持サポート」、メディファスの「やさしく水分補給」スープは何とか食べられました。前者は、お米というところが真新しく、後者はスープ部分が美味しかったようです。

右端に微妙に見えている缶は、ヒルズの療法食の一つの「腎臓ケア k/d」です。今後、これまで食べていたロイヤルカナンの療法食がもし食べられなくなってしまった場合などに、代替案となるかと思い、試してみました。こちらも少しだけ食べてくれました。

療法食について

腎臓の機能が衰えている猫への療法食の候補としては、大きくはヒルズとロイヤルカナンの二つが挙げられることが多いようです。また、結石予防と腎臓ケアのどちらに重きを置くかによっても、選ぶべき療法食の種類は変わって来ます。
退院時に二次病院の先生へ質問した際は、残った腎臓の機能を少しでも守るために、腎臓ケアを重視して、これまでのご飯(ロイヤルカナンの腎臓サポート)のままでよいのでは、とは言われていました。

しかし、一つの療法食だけを食べていて、ある日突然アレルギーになったり、諸般の事情によりその療法食が手に入れられなくなったり、今回のように全く食べられなくなったりしたら・・と考えると、様々な種類の療法食に慣れておいた方がよいのか?と、調べれば調べるほどに迷いが止まらなくなりました

ひとまずは、食べられるものを食べて体力を回復してもらい、あとはかかりつけの先生に相談してみよう、と思うようにはしましたが・・

術後二週間、ついに抜糸へ

そして、ついに抜糸の日がやって来ました。
再び二次病院へ向かい、血液検査とエコー検査をおこないました。
BUN:26mg/dl、CRE:1.6mg/dl、術後二週間としては、悪くはない値だそうです。
無事抜糸をしてもらい、エリザベスカラーも取り外してよいとのこと。これをもって、二次病院での治療は終了。今後は、かかりつけ病院で経過を見ることになりました。

手術が必要と分かってから、実に一か月半近く経っていました。二次病院の先生からは、「時間ばかりかかってしまって申し訳なかったです」と仰って頂きましたが、こちらこそ最善の手を尽くして頂き、感謝の気持ちで一杯でした。

抜糸後の当日は、通院や検査の疲れはあったようですが、エリザベスカラーが無くなりのびのびしたようす。翌日には、ようやくシャンプーができ、さらにすっきりしました。

その後しばらくは食欲に波があり、軟便も続きましたが、一~二週間ほどでだいぶん回復しました。


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