(妻)猫記録:尿管結石の摘出手術の前後④

尿管結石の摘出手術の前後
手術が決まった頃の猫。食欲が落ちていました

かかりつけ病院で、腎不全と結石のために即手術が必要な状態と診断され、二次病院を紹介された我が家の猫。翌日向かった二次病院では、即日での手術を見据えながらも、まずは結石の数や大きさ・場所を調べるために、3時間ほどかかる検査を受けることになりました。

二次病院での検査の結果

近くのファミレスで昼食を取り、3時間後に病院へ戻ると、諸々の検査が終わっていました。
前日でのかかりつけ病院での数値と比べると、まだまだ正常値からは大きく外れているものの、BUNもCREも大幅に下がっているという結果に。かかりつけ病院で、最後に点滴をしてもらったのが、少しでも良い方向へ作用したのでしょうか。

かかりつけ
病院
その翌日
二次病院初回
BUN
(参考値17.6~32.8)
111.278.3
CRE
(参考値0.8~1.8)
8.254.16
Ca
(参考値8.8~11.9)
13.111.9

この結果を受けた先生の結論は、「今日は点滴だけして帰り、次回は最低限の検査だけをおこなったうえで、数値の推移を見て手術をするかどうか決める」というもの。

今日は手術はできないのか?

すぐにでも手術・入院となることを覚悟していた私と夫にとっては、正直、拍子抜けのする結果に。
素人考えでは、放置しても決して無くなる訳ではない種類の結石(シュウ酸カルシウム結石)であると分かっている以上、できるだけ早く取り除いてあげたほうが、猫の負担を減らしてあげられるのでは?という思いでした。

また、先生によると結石は、尿管を中心に無数に存在しており、腎臓自体に貼りついているものもあるのだそう。予想はしていましたが、手術でもすべてを取り切れるかどうかは分かりません。

ただし、前日に腫れていた腎臓は、縮んでいるとのこと。
一日でこれだけの数値の改善が見られたため、すぐに手術に踏み切るのではなく、数日様子を見てはどうか?と言われました。
連日の病院や検査でぐったりとした猫の様子を見ると、どうするのが一番の道であるのかは、かなり迷いました・・
結局は先生の言葉に従い、この日は点滴だけお願いして帰ることになりました。

手術のタイミングについて

手術のタイミングについては、無事に手術を終えてしばらく経った今でも、「この日(二次病院へ行った初日)に手術をしてもらった方が良かったのでは?」と思うことがたびたびあります。前述のとおり、実際の手術までには、この日からさらに1か月という期間を要しました。
腎不全や尿毒症について調べると、数日や一日の発見の遅れでさえ命にかかわるという記述も目にします。

「その間、しょっちゅう通院や検査を繰り返すことになって、猫が苦しい思いをした」という思いもありますし、「少しでも体力や食欲が戻って来た状態で手術が出来たので、結果的に良かったのかも」という思いもあります。

今となっては、どちらが良かったのかは分かりません
いずれにしても、手術となれば先生にすべてを委ねるしかない訳で、その時点で「お願いしたい!」と思える状況にあるかどうかによるのかもしれません。

気になる、二次病院での初診の費用は

「今日は手術が出来ない」ということにすっかり気を取られてしまっていましたが、そうとなれば待っているのは、次回の予約とお会計。
いつもかかりつけ病院では、血液検査が2000~4000円、尿検査が1500円、エコー検査が2500円前後でした(検査をおこなう場所や項目にもよりますが)。

今回の二次病院での初診の費用は・・ しめて、約73000円なり!

内訳をみると、やはりレントゲンやエコー検査が費用の大半を占めています。手術を見据えて詳細に診てもらったこともあり、致し方のないことではありますが・・
すべての項目において、かかりつけ病院とは一回り、下手すると一桁違う感じです。

これも猫が楽に、元気になるためと思えばこそ。頑張って働きます・・


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