ご飯をロイヤルカナンの「早期腎臓サポート」と「ユリナリーS/O エイジング7+ CLT」へ徐々に切り替えつつ、定期的に尿検査+血液検査+エコーをおこない、経過観察をおこなっている我が家の猫。
2回目の結石摘出手術後にいったん低くなったBUNとCREは、今回の血液検査では大幅に数値が上がってしまいました。気がかりな状況が続きます。
さらに一か月後。BUNとCRE値は悪化の一途をたどる
ご飯を少しずつ切り替えつつ、水分の多い食事を心掛けて過ごした一か月あまり。
この間、わりと体調は安定していました。
大幅に食欲や元気が消失することもなく、吐いたり下痢をしたりすることも無く。
ご飯を切り替えたことで、前回上がってしまったBUNとCRE値が下がっていると良いな、と思っていたのですが、そうは行かず・・。
尿道閉塞前 (結石多数発見) | 2回目手術後 | 前回 | 今回 (2回目手術の4か月後) | |
BUN (参考値17.6~32.8) | 36.6 | 32.9 | 53.5 | 80.8 |
CRE (参考値0.8~1.8) | 1.97 | 1.83 | 2.69 | 4.55 |
Ca (参考値8.8~11.9) | 14.7 | 10.0 | 11.7 | – |
結果、BUNとCRE値がさらに大幅に上がっていました。
見る限りでは体調の悪さはうかがえず、尿検査でも血尿や結晶が見られなかったことから、先生もなぜ急にこんなに値が上がってしまったのか、首をひねるばかりでした。
エコーで腎臓や尿管の様子を見ると、前回見られた右腎の水腎は解消されているようです。
また、右尿管の太さも極端に太くなっているわけではないので、結石が完全に尿管を塞いでしまっているということも無いようです。
そうなると考えられるのは、腎機能がまだ残っていると考えられていた右腎も、いよいよ負担がかかり過ぎて機能しなくなりつつあるのではないか、ということです。
この数値の悪化が一時的なものなのか、はたまた慢性腎臓病へとステージが上がってしまうものなのかを見極めるために、以下の措置を取ることとなりました。
まずは2週間、「ラプロス」+皮下輸液を試すことに
先生から提示して頂いた薬は、「ラプロス」です。
1日2回、直径6mmほどの錠剤です。1日あたり260円。以下は公式HP。
残っている腎機能を守るために、細胞組織の線維化を防ぐような薬だ、とのことでした。
苦みや大きな副作用は無いそうですが、一時的に食欲が無くなるかもしれない、とは言われました。
さっそくラプロスを投与。幸い?毎日ウロアクトをあげているのと同じ要領で、すんなり飲んでくれました。ウロアクトに比べると、一回り小さくて薄めなのが、功を奏したようです。
この薬に加え、2~3日おきに皮下輸液に通うことになりました。
猫にとっての負担は増えてしまうかもしれませんが、それで少しでも苦しい状況が緩和されるのであれば、飼い主も一緒になって乗り越えたいものです。
この日も皮下輸液をおこないましたが、血液検査とエコーの後だったので、我慢の限界となったのか、途中で暴れて針が外れてしまいました。先生にはご迷惑をおかけしました。
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