自宅での皮下輸液を始めて、約2か月が経ちました。
自宅での皮下輸液に至るまでの道のりについては、「自宅での皮下輸液へ」①~⑩をご覧ください。
自宅での皮下輸液に必要なものや費用、やり方、失敗例などを載せています。
→自宅での皮下輸液へ①へ
久しぶりの通院
自宅点滴のための輸液パックがなくなるタイミングで、かかりつけ病院での診察の予約をしました。
余談ですが、この週は
- 金曜:猫の皮下輸液
- 土曜:妻の血液検査+注射。術前検査の一環のため、いつもより多めに採血・・。
- 日曜:猫の血液検査+ワクチン。妻もワクチン(新型コロナウイルスワクチン、2回目)
- 月曜:猫の皮下輸液
という、「針を刺しまくり」「刺されまくり」な週末でした。
前回の通院からの約1ヶ月間も、毛玉やご飯を1~2回吐いたくらいで、おおむね体調は良好。
食欲も元気もあり。
前回の通院のあと、胸~お腹にかけての皮膚に黒い粒が見られはしましたが、その後の経過も良好です。
いつもと同様、血液検査+エコー、可能であれば1年に1回のワクチンもお願いすべく、病院へ向かいました。
まずは体重を量ると、何と過去最高の3.8kg!
全く食べられなかった時は3.2kgまで落ちたので、うれしい限りです。
血液検査
そして血液検査へ。
当初はあごの下から採血をしていましたが、暴れるようになってしまってからは、エリザベスカラーを付けて足から採血をしてもらっています。
今回も恐る恐るカラーを付けて・・すんなり採血できました!
その結果はこちら。
2回目 手術後 | 4か月前 (ラプロス+ 輸液開始) | 3か月半前 (輸液のみ中止) | 2か月半前 (再び 数値上昇) | 1ヶ月前 | 今回 | |
BUN (基準値17.6~32.8) | 32.9 | 80.8 | 36.8 | 83.0 | 35.3 | 36.6 |
CRE (基準値0.9~2.1) | 1.83 | 4.55 | 1.88 | 4.26 | 1.67 | 1.80 |
Ca (基準8.8~11.9) | 10.0 | – | 13.8 | – | 12.7 | – |
腎臓の数値については、おおむね問題なし。
先生からは、「皮下輸液の効果がてきめんに出ていますね!」とのお言葉。ありがたい限りです。
また、今回は「半年に一度は詳しく数値を見ましょう」、とのことで白血球・赤血球や、電解質系(NaやK、Cl)の数値も出して頂きました。こちらもほぼ基準値内。
特に問題は無いということで、無事にワクチンも打って頂けることに。
エコー検査
続いてエコー検査。
前回に引き続き、左腎および尿管は問題無し。膀胱もきれいな状態だと言われました。
問題の右腎および尿管(以前から、尿管の入口に結石が居座っている)については、やはり結石が残っているという結果に。
新しくなったエコーの機械のおかげで、いびつな形の石がくっきりと鮮明に見えます。
猫を横たえたついでに、胸からお腹へかけての皮膚と、黒い粒々が付いた毛(ジップ袋へ入れて持参しました)を診て頂くことに。
見た感じでは、やはり皮脂汚れか、ノミやダニの糞に見えるそう。
かゆがっているわけではなく、皮膚の状態もおかしくはない(異常に脱毛していたり、皮膚がただれたりはしていない)ので、このまま様子を見ましょう、とのことでした。
あまりにひどければ、首の後ろに垂らす薬(フロントライン)を処方して頂けるそうです。
最後にワクチン接種
もろもろ大きな問題は無しということで、一安心。
最後にワクチンを打って頂きました。
こちらも一瞬で終えて頂き、猫はすばやくキャリーバッグの中へ飛び込みました。
往診の予定
来月に差し迫った往診についても、相談に乗って頂きました。
当初の予想より妻の入院期間は短くなりましたが、それでも約1週間は妻が不在となる予定のため、その間に2回自宅へ来て、点滴をして頂けることになりました。
ありがたい限りです。
次回の通院はまた1か月後、それまでこの良い状態を保ちたいものです。
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コメント
妻さん、こんにちは。先日の地震は大丈夫でしたか?
猫さんの血液検査の結果が良好で安心しました。体重、かなり増えましたね(笑)! おめでとうございます!
我が家の猫もそろそろ健康診断をしなければなのですが、病院に行くストレスが大きい子なのでなかなか積極的になれません(T-T)心を鬼にして頑張ります。。。
妻さんは来月入院されるとのこと、今から体調を整えて万全のコンディションで臨めますようお祈りしております。
>ベルにゃんさま
先日の地震、寝入ったばかりでびっくりしましたが、こちらは物が落ちるなどの被害はありませんでした。
我が家の猫も、最初はびっくりしていたようですが、その後はいつものようにベッドで眠ってくれ、何よりです。
通院のストレス、確かに悩ましいですね。
できれば行かないで済めばそれにこしたことはないのですが、キャリーへ入れられ不満げな声をあげれば「健康を維持するために必要なんだよ」と道中言い聞かせ、診察台でも「よく頑張った!」と励まし、帰宅してからはちゅ~るを差し上げ、とあの手この手でなだめすかしています。
妻の入院については、猫の腎臓についてもそうですが、あれこれ調べ始めると不安は尽きませんね。
自分で準備できることは準備し、あとはなるようになるかな、と思っています。