(妻)猫記録:退院後⑦

ご飯をモリモリ食べる姿を見られるのは喜ばしいことです

尿管に再び大き目の結石が見つかった我が家の猫。石を尿管内で再度詰まらせてしまわないように、連日点滴や水分多めの食事を続けました。

石は完全には膀胱まで流れた訳では無さそうでしたが、尿管内にあった大半の石は見えなくなり、ひとまず危機を脱しました。そして先生の勧めで、一度療法食と療法食以外を半々くらいの割合にしてみることに。一か月後くらいに血液検査を行い、BUNやCre、Ca値への影響を見たいね、なんて話をしていたのですが・・

二週間後に食欲と元気が半減、再び病院へ

「次回は一か月後の診察で」なんて話をしていたのですが、それから二週間ほど経った頃。
我が家の猫の食べる勢いが、あまりよろしくない。ようやく半分ほど食べられても、元気もなく、一か所でじっとしていることも増えました。便秘がちなのは元々のことではありますが、1~2日おきにしかうんちが出ないことも。
数日この状態が続くと、我が家の猫的には立派な不調のサインです。

かかりつけ病院へ行き、まずは全身触診とエコー。
吐いたりくしゃみや下痢も無く、猫風邪ではなさそうです。体温が少し高め(39.3℃)とのことでしたが、触診とエコーで見る限り、腎臓や他の内臓も特に問題はないとのこと。どこかの炎症から来る熱、とかでもなさそうです。
心臓に雑音があるとは言われましたが、これは以前から指摘されていることで、今回の症状とは直接関係はなさそうです。

結局、今回の不調の直接の原因は不明のままではありましたが、胃腸の不快感を和らげる薬と、腸の動きを良くする薬を出して頂きました。このまま食欲が戻らないようであれば、次回血液検査などをして詳しく見てみましょうということになり、この日は帰途に。

薬を飲み、数日後に全快!

さっそく薬を飲んでもらうと、すぐさまお通じに影響が。一日2~3回の軟便が数日続き、4~5日くらいで通常の便に戻りました。これは長毛種あるあるだとは思いますが、おしり周りにどうしても付いてしまううんちについては、お風呂でおしりだけ洗い流すことに。ご本猫はかなり迷惑そうではありましたが。

幸い、食欲も無事に戻って全快! 療法食も療法食以外も、そしてドライもウェットも、同じくらいに食べてくれるようになりました。ほっと一安心。

この時は、先生と「何が悪かったんだろうね?」という話をしていたのですが、あとあと考えると、この3週間後に尿道閉塞が起きたので、その前兆(詰まりかけては、流れるを繰り返していた?)だったのかもしれません。

この二週間後にも不調

一安心かと思いきや、この通院の二週間後にも不調気味になりました。

朝、鳴き声をあげながら数回トイレへ向かう猫の姿が。その後も、3時間おきくらいでおしっこをしています。食欲・元気はまあまあありましたが、少し便秘気味なのも気にかかるところです。心配し過ぎかもしれないと思いながらも、うまくおしっこが採れたタイミングで、病院へ向かうことに。

尿に菌や炎症が無いか培養して診てもらいましたが、膀胱炎などではないとのこと。話を聞く限りでも、頻尿とまでは言えないだろうとのことでした。
気にかかるのは、再び血尿とシュウ酸カルシウム結晶が出ていることでしたが、以前と比べると結晶の量は少ないとのこと。結晶が出来やすい体質であっても、尿管で詰まらずに、おしっことして出続けるのであれば良いのですが・・

この日は特に薬の処方もなく、引き続き経過を見ることになりました。「何だか心配のし過ぎだったようで、すみませんでした」と先生へ伝えると、「心配し過ぎることはないですよ!」とのありがたいお言葉が。我が家の猫の場合、症状に出なくても急に悪化することがあるので、何かいつもと違うことがあったらいつでも来て下さい、と言って頂けました。その言葉で、本当に心が楽になりました。もちろん猫的には、あまり病院へは行きたくはないでしょうが。

さらに先生から聞いた話では、季節的なものなのか、人間側の昨今の事情によるストレスが猫にも加わっているのか、最近、腎臓や膀胱の病気で病院へ来る子が多いんですよ、とのこと。特に純血種。さらには、最近2歳にして腎臓病が発覚したケースがあったとのこと。想像するだに辛いことです。

その翌週、突然の異常が

それから一週間後のある朝。猫の姿が見えないので探していると、これまでに見たことのない異様な光景が。

猫がトイレの中で、普段とは違う向き(90度横向き)で座っていて、彫像のように動かない。いつもはおしっこやうんちをしたらすぐにトイレから飛び出してくるのに、しばらくしてから再度見に行っても、同じ体勢でトイレに座ったままの状態。
長らくそのまま頑張ってうんちは出たようだったので回収したのですが、その後も何度も何度もトイレへ行っています。

ご飯は少しだけ食べ、遊んでくれもしました。ソファ下にこもったり寝たままだったりはしませんでしたが、それはむしろトイレへの往復が忙し過ぎて、寝る暇がないくらいだったのでしょう。

トイレを掃除したらおしっこをしてくれるかもしれない、と浅はかな考えではありますが、トイレを丸洗いし猫砂とシーツをすべて交換してみましたが、システムトイレのシーツを見ても、その後も点ほどのおしっこしか出ていません。トイレで長時間頑張った結果が細かなうんちが出るばかりという状態で、これはよほどのことだと思い、鳴いて不調を訴える猫に詫びながら、病院へ向かいました。


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