(妻)猫記録:自宅での皮下輸液へ④(失敗例+保定のやり方について)

透明ハンモックに収まる猫

自宅での皮下輸液へ移行すべく、修行中の妻。
これまでの流れは、以下のとおりです。

 ⇒自宅での皮下輸液へ①(皮下輸液に必要なもの):7/23に価格について追記しました
 ⇒自宅での皮下輸液へ②(皮下輸液のやり方について)
 ⇒自宅での皮下輸液へ③(初めて自分で皮下輸液に挑戦+1人での投薬にもトライ)

まずは病院で2回、先生が点滴を施しながら、やり方の一部始終を説明して下さいました。
その次からはいよいよ、先生の前で妻が実践することに。

何回かやってみましたが、すんなり行くこともあれば、うまく行かないことも
うまく行かなかった例と、改善策を記します。

うまく行かなかった例

  • 輸液がポタポタとしか流れなかった
    上記①と②の記事でも記した通り、輸液は常に勢いよく流れる状態を保つ必要があります(短時間で終わらせるためと、空気の混入を防ぐため)。
    輸液が全く流れなかったり、ポタポタとしか流れないのは、針がうまく刺さっていなかったり、針先がどこかに触れてしまってたりしていることが原因とのこと。
    針先の状態(深さや、向き)を変えてあげると、うまく流れるようになりました。
  • 針を刺す部分が頭寄り過ぎて、首が動いた時に針が抜けそうになった
    針を刺す前に、肩甲骨あたりの皮膚を引っ張って場所の見当を付けるのですが、あまりに頭に近過ぎる場所だと、猫が頭や首を動かした時に危険です。
    肩甲骨よりも背中側の皮膚の方が、刺しやすいですし、猫の抵抗も少ないように思います。
  • チューブと針の接続部分が外れて輸液が噴出した
    針をカバーから外すために引っ張った時に、両手で持つ場所が悪かったようで、チューブと針が繋がっている部分の接続もゆるくなってしまったようです。
    それに気付かず輸液を始めてしまい、接続部分が外れて輸液が勢いよく噴出!
    すぐにチューブのローラー部分で輸液を止めましたが、あたりを濡らしてしまいました。
    猫にも先生にも申し訳なかったです・・
    ローラーを緩める前に、チューブと針が、確実に接続されているかの再確認が必要そうです。
  • 針を刺す向きが悪く、輸液が漏れてしまった
    針はしっかり刺さっていたのですが、どうやら針先がさらにその先の皮膚を貫通してしまったようで、そこから輸液が漏れてしまいました。この時は、針の深さを浅くするべく、少し抜いてみると漏れは解消されました。針の向きが背中に対して、寝すぎていたようです。

保定のやり方

すんなり行くこともあれば、うまく行かないこともありましたが、まだ「先生に見てもらっている間で良かった・・」と思いたいものです。
病院で見てもらえる間に、猫の体に負担の少ないやり方を、確実に身に付けなければなりません。

そんな中、すんなり行ったのは、何と言っても看護師さんが確実に猫の体を固定して下さったおかげと言えます。

先生が、皮下輸液中の写真を撮って下さいました。

保定のポイントとしては、
・右手は猫の頭(左耳)をしっかり押さえ、振り向けないようにする
・左手は猫のお尻を包み込むように。左足が蹴り蹴りしないように、足自体ではなく関節を押さえる
・体をお互い密着させる

憮然とした表情で皮下輸液を受ける、我が家の猫。
いつも大人しくじっと耐え、看護師さんたちに褒められています。

果たして自宅でも、同じように出来るでしょうか・・。


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