BUNとCRE値が大幅に上がってしまった我が家の猫。
1日2回のラプロスに加えて、2~3日ごとに皮下輸液へ通うことに。
これを2週間続けて、いったんどれだけBUNとCRE値が下がるのかを見ることになりました。
その後輸液をやめてみて、また数値が上がれば腎機能の低下を意味することとなり、数値が現状維持もしくは下がれば、水腎による一時的な数値の上昇だったとみなすことができる、とのこと。
2週間の体調
頻繁に輸液のために病院へ通うことと、ラプロスを1日2回飲むことがストレスになるのではないか、ということが懸念点ではありましたが、何とか頑張ってくれました!
たまにご飯を吐くことや、おしっこをする時に鳴いたりするそぶりを見せることが心配ではありましたが、輸液によりうまく老廃物が排出されているのか、食欲がすっかり戻ったのが喜ばしいことでした。
あわよくば、右の尿管にある結石も流れてくれると良いのですが・・
ラプロス+皮下輸液 2週間後のBUNとCRE値は?
そして2週間経った後の数値。見事に下がっていました!
尿道閉塞前 (結石多数発見) | 2回目手術後 | 2か月前 | 2週間前 | 今回 | |
BUN (基準値17.6~32.8) | 36.6 | 32.9 | 53.5 | 80.8 | 36.8 |
CRE (基準値0.9~2.1) | 1.97 | 1.83 | 2.69 | 4.55 | 1.88 |
Ca (基準8.8~11.9) | 14.7 | 10.0 | 11.7 | – | 13.8 |
先生によると、これだけ集中的に輸液を施したことによって数値が下がるのは、ある意味当然の結果(逆に言うと、これだけ輸液を施さないと、老廃物が排出出来ない状態、ということなのだと思います)なので、問題はこれから輸液をやめた時に、どれだけ数値が上がるのか、ということ。
水腎も以前と比べてかなり解消され、尿管の拡張も見られないとのことでしたが、残念ながら結石は流れてくれず、右尿管に留まったままとのことです。
この後3~4週間は、ラプロスのみ継続し、皮下輸液はお休み。
素の状態(という表現が正しいのかは分かりませんが)の腎臓の様子を見てみましょう、ということになりました。
ラプロスもいったんやめるのかと思いきや、1日2回のラプロスは続けることとなりました。
また夫と協力しての、さりげない投薬技術が求められることに・・
ウロアクトについて
前回の診察時に、先生へ質問したウロアクトについての疑問。
「我が家の猫が、尿を酸性に傾かせる作用を持つウロアクトを飲み続けることで、かえって尿が酸性へ傾き過ぎて、シュウ酸カルシウム結石が出来続けているのでしょうか? このままウロアクトを飲み続けても良いのでしょうか?」と質問したところ、メーカーからは「このまま飲み続けても、問題は無い」と回答があったとのこと。
また、メーカーからそれについての文献も送って頂いたそうで、先生が内容を確認中とのこと。
ありがたいことです。
ウロアクトは、昨年リニューアルされたようで、名前が「ウロアクトプラス」になりました。
クランベリーエキスとウラジロガシエキスの濃度もアップしたようです。
飼い主としては、少しでも愛猫が苦しまないように、楽になるようにという一心で、ウロアクトをはじめとするサプリメントにすがりたくなるのですが、先生によると、サプリはあくまで補助的なもの。
メインはやはり、療法食+ラプロスなどの薬+皮下輸液だそうです。
もちろんそのサプリが猫に合っていて、症状が改善するのであれば良いのですが、すべての猫や症状に合うものでは無いのが難しいところ、とのこと。
腎機能の低下のスピードを和らげる →ラプロス、
老廃物や毒素の排出の手助けをする →サプリ、
と考えるのが良いとのことです。
3~4週間後の腎臓の数値を見てから今後の治療方針を決める、ということなので、それまでは普段の様子に注意を払いつつ、よく動いてもらい、よくご飯を食べてもらうよう努めたいと思っています。
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コメント
数値下がって良かったです!! 食欲もあるとのこと、腎臓病の子は痩せないことが最重要と聞きますので、このまま良い状態が続くことを願っています。
ベルにゃんさま、コメントありがとうございます。
皮下輸液の甲斐あって、数値が下がってひとまず安心しました。
このまま食欲が保たれると良いな、と思っています!