(妻)猫記録:尿道閉塞による再手術①

尿道閉塞による再手術
前回の手術からわずか半年後に、再手術となりました

左尿管に再び見られた結石を膀胱まで流すべく、点滴や水分の多い食事を続けていた我が家の猫。その後も食欲やおしっこ、うんちに不調が見られたため何度か病院へ行きましたが、その度に何とか調子を取り戻してはいました。

そんな中、とうとうおしっこが全く出なくなるという、明らかな異常事態に。急いで病院へ向かいました。

おしっこが出ない原因は・・何と、「尿道閉塞」

さっそくエコーで見てもらうと、そこにはおしっこでパンパンになった膀胱の姿が(素人目で見ても分かるくらいでした)。尿検査をするために先生に膀胱を押さえてもらうと、少しだけおしっこは出ましたが、膀胱の中のおしっこの量の割に、ちょろちょろとしか出ません。

先生によると、先日来の点滴などにより、尿管内にあった大き目の石が膀胱へ落ちはしたのだが、今回はそれが尿道に詰まってしまったのだろうとのこと。尿道が短くカーブしているオスに比べ、メスで尿道閉塞となるケースは珍しいそうですが、不幸なことに我が家の猫はそれに当てはまってしまったようです。担当の先生は、「メスの尿道閉塞にあたるのは初めて」とおっしゃっていました。院長先生も、こんなことは珍しいと驚いていました。

尿道を開通させるために、すぐさまカテーテル措置となりました。尿道からかなり細いカテーテルを挿入して、詰まった石をひとまず膀胱へ戻すという処置を取るそうです。エコーで膀胱を見ながら少しずつカテーテルを入れて行き、入れたカテーテルを固定するために皮膚へ縫い付けるという、これだけでもかなりの苦痛を伴う措置でしたが、我が家の猫は目を見開いてひたすら耐えていました。立派です。

結石を膀胱へ戻したところで、いずれまた尿道で詰まってしまうことは目に見えているので、そこからは手術で石を取り除くしかない、と言われました。
前回の尿管結石の摘出手術からわずか半年。再手術は最も避けたい事態ではありましたが、そうも言ってはいられません。

即日手術決定。手術前に諸検査をおこなう

前回とは違って、かかりつけの病院でこのまま手術をして下さるとのことで、手術をお願いすることにしました。費用は20万円程度、入院は一週間ほどと言われました。

前回の尿管結石の摘出手術の際は、手術が必要と言われてから実際の手術まで一か月かかりましたが、今回はそんな間もなく即日の手術。それだけの事態なのだ、ということが重く心にのしかかります。

その後は手術に備えて尿検査・血液検査・レントゲン、と一連の検査をおこないましたが、既にカテーテル挿入の時点で我慢の限界だった我が家の猫。血液検査では辛抱し切れずに暴れ、いつもはあごの下から採っている血液を、お腹から採ることに・・。

一連の検査の結果、何と腎臓と尿管には問題無し。どちらにも石は見られず、BUNやCreの値もいつもと変わらないくらいだとのこと。また、腎臓にはおしっこはたまっておらず、水腎状態ではないとのことでした。手術で膀胱内の結石を取り除くことで、すべてが好転すると良いのですが・・。

手術前には、洗濯ネットに入れられた我が家の猫。
猫ドックの際に荒ぶった過去を持つため、かかりつけ病院の我が家の猫のカルテには、「なるべく預かりNG。猫舎に入れると暴れる」と書いてあったりします(笑)。
今回、このかかりつけ病院での手術や入院中は大丈夫かな?(猫も、病院の先生方も)と申し訳なく思いましたが、すべてを先生にお任せすることにしました。

手術終了! 翌日面会に行くことに

夜手術が始まり、終わったと連絡があったのは22時前。先生方、遅くまで本当にありがとうございました。

明日の夕方であれば、麻酔から覚めて落ち着くだろうとのことで、夕方に面会に行くことになりました。


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