自宅での皮下輸液へ移行すべく、修行中の妻。
まずは病院で、先生が点滴を施しながら、やり方の一部始終を説明して下さいました。
次はいよいよ、先生の前で妻が実践することに。
初めての点滴
医療の心得がまったくない妻にとっては、もちろん点滴を施すのは初めてです。
うまくできるかな?と心配していましたが、結果は・・
意外と、すんなり行きました!
もちろん、先生が手順を一つ一つ追って下さいますし、看護師さんの確実な保定あってのものです。
また、猫が病院で待ちくたびれて暴れる気力が無かったこともあるかもしれません。
やはり、「さりげなく。しかし躊躇無く」が重要でした。
背中の皮膚をつまんで、毛をかき分けて地肌を露出させるところで少し手間取りましたが(なにせ長毛種ですから)、針を正しく刺せてしまえば、あとは流れに任せるのみ。
あっという間に終わりました。
あと2~3回くらいは同じように点滴をするところを見て頂き、先生からのGOサインが出たら、いよいよ自宅での皮下輸液開始です。
食欲は、3分の1くらいだったのが、半分強までは回復したでしょうか。
これで、ストレスが少しでも減って食欲が戻ると良いな、と思っています。
1人での投薬にもトライ!
現状、我が家の猫にはラプロスを1日2回(1錠ずつ)、ウロアクトは朝にまとめて2錠を投薬しています。
朝は歯みがきもおこなうため、なかなか1人では難しいのですが、せめて夜のラプロスだけでも1人で投薬できないか、試してみました。
我が家で2人で投薬する時のやり方に即して手順を挙げると、
- あらかじめソファの上に、薬を出して用意しておく。
- 猫を捕獲。実にさりげなく近づくのがポイント。
- ソファに座り、自分の両ももの間に、猫を仰向けに横たえる。
猫の頭が、自分の腹ではなく、膝に来る方の向きです(自分と猫は対面状態)。
ここまでは、2人で投薬する時とほぼ同じです。
その後は、歯ブラシではなく、利き手の中指を使います。
猫の上あごを、頭ごと左手で保持(頭を手のひらで抱え込み、親指と人差し指で上あごを固定)。
利き手の親指と人差し指で薬をつまみ、中指を伸ばします。
その伸ばした中指を、猫の口の脇へ入れると、口が開きます。
- 口が開いたら、すかさず錠剤を喉の奥へ投入!
- 口を閉じて、「ごっくん」と喉が動いたら成功!
歯ブラシを使わない分、薬と持ち替える手間が省けるので、1人でうまく仰向けに横たえることさえできれば、結構な確率で成功します。
(ただし、やはり仰向けに横たえること自体が難しいです。対面では無い方が猫的には良いのかもしれません・・。まだまだ試行錯誤が必要です)
(⇒7/19追記:仰向けに横たえること自体が出来ず、うつ伏せになってしまっても、その状態で口を開けることさえ出来れば、そのまま投薬できました!)
薬をつまんでいる、利き手の親指と人差し指を使って、直接猫の口を開けても成功する時はありますが、犬歯で噛まれそうになるので、中指で脇から口を開ける方が良いのかな、と思っています。
こんな感じで、飼い主の負担も減らしつつ、結果として猫の負担も減らせるような方法を模索していきたいものです。
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コメント
輸液も投薬も確実にコツをつかんでいらっしゃってスゴイです! ラプロス、うちの子は今は飲んでいないのですが、確か粉末にできない薬でしたよね(>_<) 粉末にできればちゅ〜るなどに混ぜられるので、ヒトもネコも投薬のストレスが減るのに…ネコ用の薬はそういうところにも配慮してほしいものです。
薬といえば、今、東大の宮崎教授のAIM研究が話題を呼んでいますね!5日間で7400万円の寄付が集まったそうで! 私も少しですが入金しました(^_^)
一日でも早くプロジェクトを成功させていただきたいものです(*≧∀≦*)
>ベルにゃんさま
コメントありがとうございます!
おっしゃるとおり、ラプロスは粉末にするのはNG、とどこかで見かけたような気がします。
すんなり飲んでもらうのは、なかなか難しいですね・・。
東大の宮崎教授のAIM研究、ニュースで拝見しました。
腎臓病で苦しむ猫が、少しでも減ると良いなと思っています。