うつ病や不安の回復には認知行動療法が有効といわれています。しかしながら、自分で記録をつけていくのは面倒。そんな認知行動療法をサポートしてくれそうなアプリが登場しました。Awarefy(アウェアファイ)と呼ばれるこのアプリはチャットボットを利用して記録をつけていってくれるそうです。
チャットボットの質問に答えればその日のコンディションが記録できる
認知行動療法には日記のようにその日その日のコンディションや感じたことを記録するのことが必要です。しかしながら、それは意外と面倒で、特にうつ病で気分が落ち込んでいるときにはそんなことをしている余裕はありません。
Awarefyではチャットボットとの簡単な対話でそんな面倒な記録を簡単につけられるそうです:
日記をつけるのはつらいけどこれくらいならできそう、という人も多いのではないでしょうか。
心と体の推移をグラフで表示してくれる
心の病気の回復は非常に遅いので、自分が本当に回復していっているのだろうか?と心配になることが良くあります。
このAwarefyではそんな心と体の状態の推移をグラフで表示してくれ鵜機能があります。
日々の上下はあっても、全体として回復していっていることがわかれば安心できますし、逆に悪くなっているようであれば生活や行動を見直すことにもつながりそうです。
マインドフルネス瞑想を支援する機能やオーディオガイドも提供
最近話題になっているマインドフルネス瞑想を支援する機能やオーディオガイドの機能もあります。
自分一人では瞑想も難しいですが、こういう支援機能を使えば手軽にできるかもしれません。
気分に影響を与えやすい気圧予測データも提供
また、うつ病の人に影響を与えやすいといわれている気圧の予測データもアプリから見れるそうです。あらかじめ気分が落ち込むとわかっていれば対処もしやすいのでこれはうれしい機能です。
一部は有料機能だけど2020年6月末までは全機能を無料開放
この便利そうなアプリは残念ながら全機能が無料というわけではありません。
具体的には、
- プレミアムオーディオガイド
- プログラムのレコメンデーション
- 期間無制限のレポート閲覧
が有料だそうです。
まだ有料プラン(プレミアムプラン)がいくらになるのか発表されていません。幸い、アプリ公開を記念して2020年6月30日までは全機能が無料開放されるそうです。
まずは1か月くらい無料で試してみて、有料機能が使えそうならプレミアムプランに移行するのが良いかもしれません。
Android版は公開済み、iPhone/iPad版は5月下旬公開予定
このAwarefyはAndroid版はすでに公開済みでダウンロードができます:
iPhone/iPadといったiOS版は5月下旬に公開予定だそうです。
うつ病などで苦しんでいる人もそうでない人にも、認知行動療法は有効なやり方です。このアプリではじめてみてはいかがでしょうか?
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