自宅での皮下輸液を始めて、約9か月が経ちました。
自宅での皮下輸液に至るまでの道のりについては、「自宅での皮下輸液へ」①~⑩をご覧ください。
自宅での皮下輸液に必要なものや費用、やり方、失敗例などを載せています。
→自宅での皮下輸液へ①へ
最近の猫のようす
前回の記事は、実に約3か月前・・
妻の仕事が多忙だったことで、猫記録としては、日々の夫の日記のほうが詳しい始末。
ようやく妻の仕事が落ち着いてきたため、ここ数か月の猫のようすを、まとめて記します。
猫の体調は、幸いおおむね良好です。
たまに、雪や夏のような陽気など、寒暖差が激しい時に調子を崩し、毎日のように吐いていることもありましたが、数日もすれば、食欲なども元に戻りました。
猫のようすを観察していると、単に「雨の日」や「寒すぎる日」「暑すぎる日」の「当日」に調子が悪くなるわけではなく、「その前」、つまり「気圧が大きく下がる時」「気温がぐぐっと上がる時」に食欲が落ちるようです(夫もまたしかり)。
むしろ、雨の当日には、すでに食欲が戻っていることもあったり。
それが分かってからは、こちら側で必要以上に心配し過ぎることが無くなったためか、結果として猫にとっても、必要以上に構われず、気楽に過ごせるようになったのではないかな?と思います。
後述するように、点滴の間隔を以前よりも空けた(3~4日に1回だったのを、5日に1回へ延ばした)のですが、見た目にはその影響は無く、毎日元気に遊んでくれています。
詳しくは、来月の血液検査の数値を見てみないことには、何とも言えませんが。
たまに、外をぼーっと眺めていることも。
庭のブルーベリーの木に鳥がやって来ては、花芽をぶちぶちとむしり取っているのですが、我が家の猫は、これまたぼーっと眺めている(笑)
そこは、何とか追い払ってほしいところなんですけれど・・。
通院
前回(1月)の診察の際には、なんと、BUNとCREが基準値内に収まりました!
BUNとCREが基準値に収まるのは、腎臓の不調が発覚して以来、2回の手術(尿管結石と尿道結石)を経ましたが、初めてのことだったように思います。
その日にはおしっこを持って行けなかったので、後日、うまくおしっこが取れたタイミングで、再び病院へ。
結果は、潜血も結晶も無く、無事無罪放免!
次回はまた1か月後に、という嬉しい状況ではありましたが、何と同時に「1か月後に、これまでお世話になった先生が退職される」ということが判明。
これまで献身的に接して頂いていた分、寂しい思いでいっぱいでしたが、そこは致し方の無いこと。
最後にこれまでのお礼をお伝えするべく、1か月後の2月に再び病院へ。
体重は、前回より少しだけ減って、3.92kg。
こちらも良い状態です。
最後に、エコーでくまなく腎臓や尿管、膀胱周りを見て頂きました。
前回から引き続き、右尿管の石は変わらず。
左腎と膀胱は、きれいな状態とのことでした。
「良い状態を保てているため、次回の診察は2か月後で良いですよ。次回は血液検査もしましょう」とのこと。
それは嬉しい、という思いと、その時には、もう今の先生はいらっしゃらないんだな・・、という複雑な思いでした。
我が家の猫の状態が良い時に、これまでお世話になった先生にきちんとお別れのご挨拶ができたことが、せめてもの慰めでした。
そして2か月後(4月)の診察。
若い先生が、まずはエコーで、くまなく丁寧に腎臓や尿管、膀胱周りを見て下さいました。
結果、石の位置や腎臓の状態は変わらず。
「悪化せずに今の状態を保てているのは良いことですね」と言って頂けました。
続いては血液検査。
2回目 手術後 | 11か月前 (ラプロス+ 輸液開始) | 10か月半前 (輸液のみ中止) | 9か月前 (再び 数値上昇) | 5か月前 | 3か月前 | 今回 | |
BUN (基準値17.6~32.8) | 32.9 | 80.8 | 36.8 | 83.0 | 35.5 | 32.2 | 30.6 |
CRE (基準値0.9~2.1) | 1.83 | 4.55 | 1.88 | 4.26 | 1.59 | 1.60 | 1.41 |
Ca (基準8.8~11.9) | 10.0 | – | 13.8 | – | 12.4 | – | – |
前回に引き続き、BUNとCREが正常値内に!
「良い状態が保てていますので、ラプロスは今後も続けるとして、点滴の間隔は空けても良いかもしれませんね」と言って頂けました。
その結果、現状3~4日に1回おこなっている点滴を、5日に1回の間隔へ延ばすことに。
夫と話し合った結果、分かりやすく「5と0の付く日に点滴をしよう」と決めました。
期せずして、楽天のポイントアップとタイミングが合うことに(笑)
点滴の間隔を空けたことで、どれだけ状態が変わるかを見るために、また来月血液検査+エコーをしましょう、ということになりました。
初めての先生で、我が家の猫のようすが気に掛かりましたが、そこは先生の手腕とスタッフの方々の優しいなだめ方(笑)により、何とか採血の間も耐えてくれました。
ただし、その後の止血の間に我慢の限界が訪れ、「シャー!」が出ました・・
とにもかくにも、今の良い状態が、これからも保てると良いな、と思います。
シャンプーについて
なかなかまとまった時間が取れないため、シャンプーは2か月おき。
そのたびに悲痛な声を上げられますが、「体がかゆくなくなるよ」「ふわふわ・さらさらになるよ」となだめながら、何とか耐えてもらっています。
最近シャンプーの際に使用しているのは、こちらのシャワーヘッドと、ドライヤー。
使用してみての感想は、以下のとおり。
- 人間用のシャワーヘッドと比べると、お湯の勢いと音を軽減できるため、猫が怯えにくい
- 手元のスイッチで、片手でお湯を止めたり出したりできる
- シリコンの突起で、シャワーしながら抜け毛の除去やマッサージができる
- 皮膚に近いところ(毛の根元のほう)まで洗い流しやすい
- スリッカー状のブラシが付いており、ブラッシングしながら乾かせるため、通常のドライヤーと比べると短時間で済む
- ブラシに付いた毛は、ボタンのワンプッシュできれいに取れる
- 低騒音(あくまで、「ダイソンのドライヤーと比べれば」ですが・・)
- スリッカー状のブラシは、不意に猫が暴れた時は、ちょっと危険(目に入りそう)
- 持ち手が太くて、持ちづらい
おもちゃについて
夫の日記にもありますが、我が家の猫の最近のお気に入りのおもちゃは、「ゆらころかしゃりん」と、カシャカシャぶんぶんなどの「釣り竿系」。
「ゆらころかしゃりん」は、羽根が付いているがために不規則に転がるところが、猫のハートをつかむようです。
人間が転がしても見向きもしませんが、そこら辺に置いておくと、遠くから突進してきてズササーッとじゃれています(笑)
あまりの気に入りように、羽根の部分を引きちぎって破壊してしまったため、新しいものを注文中です。
カシャカシャぶんぶんをはじめとして、我が家にはこうした「釣り竿系」のおもちゃが多数あります。
特に、羽根が付いたもの・またたびが入ったもの・ゴム紐のものが、我が家の猫のお好みのようです。
残念ながら、数日のうちに飽きられてしまうのですが、最近「またたびスプレー」の存在を知り、くせにならないぐらいの頻度で愛用しています。
日の目を見なくなったおもちゃも、またたびスプレー一振りで復活できるため、重宝しています。
釣り竿系のおもちゃの収納方法
また、「釣り竿系」のおもちゃで地味に問題なのが、収納について。
我が家では、無造作に引き出しにしまっていたのですが、紐どうしが絡まってしまい、出し入れするたびに面倒なことに。
そこでいろいろと検討した結果、現在は100均でストロー(タピオカ用の、太めのストロー)を調達し、それを使った収納にしています。
釣り竿の竿の部分に紐を巻き付けて、上からストローをかぶせるだけ!
本当は、羽根やネズミの部分まで含めて、絡まないような収納にしたかったので、
- 傘袋のような、透明で細長いビニール袋
- ウォールポケット
のようなものがあると良かったのですが、残念ながら近所の100均には無かったので、簡便にストローを使用することに。
物によっては、ストローが固定されずに結局紐がぶらぶらしてしまったりもしますが、ちょっとは出し入れしやすくなったかな?と思います。
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