(妻)猫記録:退院後⑤

肉球が渋滞中。つい見入ってしまいます

尿管結石の摘出手術後は、約1か月ごとに、かかりつけ病院で血液検査や尿検査、エコーなどをおこない、経過を見ていくことになりました。

前回の「退院後④」では、血液検査と尿検査の結果について触れました。今回はエコー検査の結果について記します。

手術1か月後のエコー検査

手術1か月後のエコー検査では、右腎や尿管の入口に小さな石が見られました。これは、手術をおこなった二次病院でも「右腎に貼りついている石や、小さすぎる石は取り切れなかった」と言われていたので、大きくなっていなかっただけでも良しとしました。この石の影響か、この日は右腎が少し腫れ気味(水腎)とのことでしたが、この時点では問題無かろうと言われました。

また、ほとんど機能していないと言われていた左腎や左尿管には、この日は石は見られないとのこと。ひとまず胸をなでおろしました。

手術2か月後のエコー検査

手術2か月後のエコー検査では、前回腫れていた右腎が元の大きさに戻ったとのこと。良かった良かった。

ただし、この日は尿検査でシュウ酸カルシウム結晶が見られたこともあり、引き続きおしっこの様子を注視していくことになりました。

手術3か月後のエコー検査

手術3か月後のエコー検査では、エコーで見る限りでは石は大きくはなっていないが、前回に引き続き尿検査でシュウ酸カルシウム結晶が見られたため、ウェットご飯の割合を増やしておしっこの量を増やしていくように、と言われました。

次回は少し間を空けても良いとのことで、1か月半後くらいでうまくおしっこが取れた時に診て頂くことになりました。

手術4か月半後のエコー検査:左尿管に結石を多数発見

そして手術4か月半後のエコー検査。右腎には問題は見られなかったものの、左腎に腫れが(水腎状態)。さらに、左腎から尿管への入口あたりと、膀胱近くのそれぞれに大き目の石が発見されました。どうやら、この石たちが尿管を塞ぎかけて、左腎におしっこが溜まってしまっている状態のようです。

急ぎこの閉塞を開通させなければ、とのことで、この日は皮下輸液をして頂きました。この日だけではなく、何日か続けて通って輸液を施し、何とか石を膀胱まで流す必要があるとのこと。連日の通院が逆にストレスとなって、猫にとって悪い影響となることを先生は心配されていましたが、そうも言ってはいられず、すがる思いで点滴をお願いしました。

前述のとおり、我が家の猫はこの4か月半の間、大きく調子を崩すということはあまりありませんでした。大き目の石が見つかった時の我が家の猫は、むしろ手術後のうちではいちばん食欲や元気がある状態だったように思います。目に見える症状(食欲や元気が無くなる、おしっこの量や回数がおかしい)が無い分、定期的に診てもらう必要があると思いこの日も病院へ行ったのですが、まさか再び大き目の石が出来てしまうとは思いもよりませんでした・・。

ショックではありましたが、Ca値が高いのも結石が出来やすいのも体質と考えるより他は無く、長い目で付き合って行くしか無いとのことでした。猫が頑張っているのだから、飼い主も腹を据えて事に当たらねば。この日から、何度か輸液に通うことになりました。


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