自宅での皮下輸液へ移行すべく、修行中の妻。
これまでの流れは、以下のとおりです。
⇒自宅での皮下輸液へ①(皮下輸液に必要なもの):7/23に価格について追記しました
⇒自宅での皮下輸液へ②(皮下輸液のやり方について)
⇒自宅での皮下輸液へ③(初めて自分で皮下輸液に挑戦+1人での投薬にもトライ)
⇒自宅での皮下輸液へ④(失敗例+保定のやり方について)
⇒自宅での皮下輸液へ⑤(妻不在の間はどうすれば?)
紆余曲折を経て、ようやく自宅での皮下輸液へ移行できることとなりました。
そのタイミングで、血液検査をおこなったため、そちらの結果等もあわせて記します。
ようやく病院での輸液は卒業! その過程について
素人考えでは、2~3回くらいの通院で自宅輸液へ移行できるかな?と思っていましたが、その考えは甘かったようです。
結果としては、その倍以上の期間がかかりました。
- 先生が皮下輸液をするところを見学(2回)
- 妻が皮下輸液をするところを、先生に見てもらう(4回)
- 妻が最初から(輸液パックを加圧バッグに設置するところから)皮下輸液をするところを、先生に見てもらう(2回)
実にあわせて8回。
2~3日に1度の通院だったため、2週間以上にわたっての修行です。
ここまで長引いた原因として考えられるのは、
- 妻の手際が悪かった(いろいろと失敗しました)
- 1回あたりの時間が短かった(妻の仕事後に病院へ向かう日はどうしても、診察時間の終了間際になることも)
- 夫がその場に参加できなかった(これについては致し方ありませんが、先生は保定のやり方の写真を下さったり、往診について相談に乗って頂いたりと、大変にお気遣い下さいました)
などがあるかと思います。
毎回、事前に予約をしてから病院へ向かうのですが、それでも1時間~1時間半ほどかかります。
犬の鳴き声におびえ、さらに待ちくたびれた猫は、悲痛な鳴き声を上げることも・・。
しかしそれでも、
- じっくりと自分の皮下輸液を見てもらうことで、改善点をその都度指摘してもらえた
- いろいろと失敗したことで、次はこれに気を付けてやってみよう、と思える材料ができた
- これで次からは、病院で長く待たなくても良い
と、無理やりにでも前向きにとらえてみよう、と思いました。
血液検査の結果
自宅での皮下輸液へ移行するにあたって、血液検査をおこないました。
2回目 手術後 | 2か月前 (ラプロス+ 輸液開始) | 1か月半前 (輸液のみ中止) | 3週間前 (再び 数値上昇) | 今回 (ラプロス+ 病院で輸液) | |
BUN (基準値17.6~32.8) | 32.9 | 80.8 | 36.8 | 83.0 | 44.3 |
CRE (基準値0.9~2.1) | 1.83 | 4.55 | 1.88 | 4.26 | 1.84 |
Ca (基準8.8~11.9) | 10.0 | – | 13.8 | – | 13.9 |
こう見ると、やはり皮下輸液の効果はてきめんに現れています。
食欲も、少しずつではありますが、戻って来ました。
あとは、自宅での皮下輸液がうまく行くことを祈るばかりです。
いよいよ自宅での皮下輸液へ
とりあえず、2週間分の皮下輸液に必要なものを、病院で購入して帰りました。
必要なものや、費用についての詳細はこちら。
我が家の猫のかかりつけ病院での、1回あたりの皮下輸液は2200円。
自宅での皮下輸液は、1回あたりに換算すると368.5円となりました(加圧バッグ代は除く)。
費用の面でも、通院の面でも、負担は減るはず!
最初はうまく行かないかもしれませんが、根気よく取り組んでいければと思っています。
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