(妻)猫記録:皮下輸液、その後⑥(2か月ぶりの病院)

布団にもぐり込もうとする猫

自宅での皮下輸液を始めて、約5か月が経ちました。

自宅での皮下輸液に至るまでの道のりについては、「自宅での皮下輸液へ」①~⑩をご覧ください。
自宅での皮下輸液に必要なものや費用、やり方、失敗例などを載せています。
→自宅での皮下輸液へ①

年末年始の猫のようす

今年の年末年始は、比較的天候が穏やかな日が続いたものの、時にはぐっと冷え込むことも。
我が家の猫も、そんな極寒の日には食欲が落ちることもありましたが、吐くこともそれほど無く、おしっこのトラブルも無く、わりあい落ち着いた日々を過ごしています。

写真は、夫の手による、おこた(床暖房をしている上にオットマンを置き、のぼせない程度に少し入り口を開けたうえで、上から布団をかぶせる)です。

朝床暖房を付けると、夫に「早くおこたを作って」と言わんばかりに付きまとい、根負けした夫にこたつスペースを作ってもらうと、いそいそと中に入っていきます。
オットマンの足の部分を、うまくあご乗せとして使っているのが憎いところです。
たまに、中でのぼせていないか布団をめくって確かめるのですが、その時は実に迷惑そうな顔をされます(笑)

唯一、年末年始に気になったのが、皮膚のようす。

まずは、右耳の周りに2か所、引っかいたような小さな傷ができていました。
爪の切り方が悪かったのか、どこかへぶつけてしまったのか・・。
その後、数日でかさぶたになり、傷跡も小さくなっていったので、おそらく大丈夫だとは思うのですが。

もう一つは、左あご付近のニキビです。
黒いつぶつぶを人間用の歯ブラシで掻き出し、濡れティッシュで拭いたりしてみましたが、今回はかゆみが続くようで、気になります。

2か月ぶりに病院へ

そんなこんなで、妻の手術があったこともあり、実に2か月ぶりに猫と病院へ。
久しぶりの病院で、また荒ぶったりしないだろうか?と心配しましたが、採血やエコーの間は、大人しく耐えてくれていました。

体重は、前回に引き続き、3.96kg!
先生に、「むっちりしてますね。順調に、ご飯食べれてますね!」と言われました(笑)

血液検査の結果は、以下のとおり。

2回目
手術後
7か月半前
(ラプロス+
輸液開始)
7か月前
(輸液のみ中止)
6か月前
(再び
数値上昇)
2か月前今回
BUN
(基準値17.6~32.8)
32.980.836.883.035.532.2
CRE
(基準値0.9~2.1)
1.834.551.884.261.591.60
Ca
(基準8.8~11.9)
10.013.812.4

なんと、BUNとCREが基準値内に収まりました!
今回Ca値は測っていないのですが、BUNとCREが基準値に収まるのは、腎臓の不調が発覚して以来、2回の手術(尿管結石と尿道結石)を経ましたが、初めてではないでしょうか。

「このまま安定した状態が続けば、血液検査の間隔はもう少し伸ばしても、大丈夫だと思います」と先生に言って頂けて、何よりでした。

エコーで腎臓から膀胱のようすも見て頂きましたが、膀胱はすっかりきれい。
右腎に相変わらず居座る石も、動きはないようです。
少しいびつな形なのが、かえって幸いしているようです(つるんと丸い形の石だと、いつ尿管へ落ちてもおかしくないため)。

心配していた右耳の周りの引っかき傷は、化膿もしておらず、問題ないだろうとのこと。

左あごのニキビについては、少し赤みがあるということで、塗り薬を出して頂きました。
このあたりで、猫的に限界を迎えたのか、先生へ向かってシャーシャーと威嚇を始めました(先生、申し訳ありません・・)
「清潔な布などで拭いたうえで、赤みが引くまでは薬を塗って下さい」と指示がありました。

この日はうまくおしっこが取れなかったので、次回はまた1か月後に、おしっこが取れたらエコーとともに診て頂くことに。

ネコセカイのリュック型キャリーバッグを使ってみた

先日購入してみたリュック型のキャリーバッグを、今回の通院の際にさっそく使ってみました。

幅だけを見ると、少し窮屈かな?とも思いましたが、意外に前後と上下の空間はあるようで、猫が中でごそごそと動ける余裕がありました。

猫が入った状態で背負ってみると、背中とリュック(と猫)が密着するのが分かりました。
これまで使っていたショルダー型のキャリーバッグと比べても、体感上の重さが軽減するように感じます。
何より、両手が空くのが良いですね。
先日の積雪の後で、まだ路面が凍結しているところもあるので・・。

上と側面のメッシュ部分も、猫的に、程よく(これ重要)外が見られるところが良いようです。
待合室で待っている間に、上から中の様子が見られるのが良かったです。

後ろに背負うのではなく、前後逆に(前に抱え込むように)するのも試してみましたが、妻の開腹手術の跡に乗ってしまいそうだったので、もう少し後になってから、また試してみようと思います。


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コメント

  1. ベルにゃん より:

    妻さん、本年もよろしくお願いいたします(^^) 猫さん、血液検査の結果も、体重も、素晴らしいですね! 日々、旦那様の日記にアップされている猫さんの写真を見るのが好きなのですが、以前のお写真よりも最近の猫さんの方がエネルギッシュな印象です٩( ‘ω’ )و

    そして新年早々質問で恐縮なのですが、猫さん、尿検査をした際に潜血反応って出ていますか…? 我が家のベル(ラグドール)は両腎に結石があるのですが、石の当たりどころが悪いようで、毎回潜血反応があります…。だからといってどうすることもできないのですが、腎結石の猫さんって、みんなそうなのかしら…という疑問がありまして(・・;)

    ※ご返信はお時間があるときで大丈夫です!妻さんのご体調も優先してくださいね!

    • 妻 より:

      >ベルにゃんさま
      コメントありがとうございます。
      体調にお気遣い頂き、恐れ入ります。こちらこそ、本年もよろしくお願い致します!

      尿検査の潜血反応、長く続くと心配ですね。
      我が家の猫は、最近はなかなか尿検査が出来ずにいるのですが・・
      2回の手術直後はしばらく血尿が続いていたのと、その後もやはり結石が動くたびに尿管を傷付けていたようで、潜血反応が出ることがたびたびありました。
      ただ、潜血反応にしても、尿中の結晶にしても、毎回出るというわけではなく、出ないこともあり。
      シュウ酸カルシウム結晶だと、対策も取れないのがもどかしいですね。
      こまめに尿検査をしたいとは思っていますが・・。

  2. ベルにゃん より:

    妻さん、ご回答ありがとうございます!
    やはり、出るときと出ないときがあるのですね。うちの子は月1で尿検査をしており、昨年上半期は全く潜血反応がなく調子が良かったのですが、下半期は潜血反応が続き……(>_<) 打つ手立てがないのがもとかしいです( ; ; )
    3月に宮崎教授が開発に携わったAIM成分配合のフードが発売だとか。食べてもらえるかわかりませんが、試してみたいと思ってます(^^)

    • 妻 より:

      >ベルにゃんさま
      我が家の猫の過去の記録を見返してみましたが、赤血球の量が多くなるのは、もちろん出血もありますが、体質によるものであることもあるそうです。
      どうしても、潜血反応や数値などが気にかかるところではありますが、
      先生によると、おしっこの頻度や量、おしっこをする時の様子(頑張っているが出ない、など)、急に元気や食欲が無くなった・・などの変化を見ることが重要だそうです。
      普段から猫の様子には気をかけていきたいですね。
      ラグドールさんも、何事も無いことをお祈り致します・・
      宮崎教授の研究は、大きな反響があるようですね。少しでも苦しい思いをする猫さまが減りますように。

  3. ベルにゃん より:

    ”いつもと違う” にいち早く気付けるかが大切ですよね。
    我が家の猫トイレはトレッタでして、尿量を計測してくれる…はずなのですが、オシッコをする位置によっては0mlだったり、あまり当てにならないので、やはりオシッコシートをこまめにチェックすることが重要だと感じています。
    今年もお互いの猫様が穏やかに過ごせますように(*´︶`*)

    • 妻 より:

      >ベルにゃんさま
      >”いつもと違う” にいち早く気付けるかが大切
      おっしゃるとおりだと思います!
      病院の先生は、短い時間での診察で体調を見極めるプロだとは思いますが、やはり多くの時間を過ごして、”いつもと違う”に気付けるのは、我々飼い主ですものね。
      ベルにゃんさまは、月1で尿検査をされているとのこと、私も気になり、先日久しぶりにおしっこが取れたので、改めて病院へ行って来ました。
      今回は何事もなく終わったので良かったですが、これからも、なるべく猫の負担が少なくなるように過ごして行きたいと思います!

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